販促を担当するようになり資材作成・各店への発送と忙しくなりました。販促資材を業者さんと安く出来るように苦労しても営業会議で「こんな安っぽいもの・・・」と文句ばかりです。もともと予算自体が少なく無理があるのですが・・・。
そんな時顧客管理をどうしょうという話が出てきました。店では顧客カードを取り管理をしていましたが本部ではなにも実態がつかめていません。そこで顧客管理システムを作らなくてはということになったのです。巷では顧客管理の重要性を唱える本がたくさん出ていました。
本部には電算部門がありましたが顧客管理については販促でやるということになったのです。そこで日本情報システムといところで顧客管理を委託し dBASE で管理ソフトを１００万円で作ってもらい顧客入力から帳票出力まで委託しました。私も dBASE は買えないので互換ソフトの dBXL (横浜のサザンパシフィック）で分析をちょっとしてみました。
この後顧客入力を各店ですればもっとスムーズにいくのではないかと各店に入力・閲覧の出来る端末を設置する提案をし日本情報システムと検討を重ね最初にシャープの電子手帳を選びました。シャープの電子手帳はベーシックでプログラミングも出来るようなのでと思ったのですが入力には無理がありました。日本情報システムではその後電子手帳での開発業務を始めたようです。
やはり端末としてはパソコンが必要だが価格で問題ががあります。富士通・ＮＥＣ・ＩＢＭと価格交渉の結果１０万円でなんとか出来そうというところまでこぎつけました。（１００台くらい必要）ただ各店から本部へのデータ送信はどうするのか？通信費をいかに圧縮できるかの問題です。
この頃はネット環境もなくパソコン通信しかありません。ニフティではパソコン通信でデータ集約みたいなサービスがありました。早速ニフティに連絡すると興味があるので取り組みをしてみたいとの返事。
いよいよいけるかなと思ったのでしたが社長が変わると没！今から考えるとアイデアが早すぎたようです。恐らく実行していたら大変なことになっていたでしょう。どうも夢を見ていたようです。